初心者がPythonでExcel操作してみた

2021/11/14

今回は初心者(Macユーザー)がPythonでExcel操作する方法を紹介していこうと思いやーす
Excelキモチェェ~~~!!!

目次
  1. 環境と使用するソフト
  2. Pythonのインストール
  3. pipをインストール
  4. OpenPyXLをインストール
  5. コードを書く
  6. 結果

環境

・macOS バージョン12.0.1
・Excel バージョン16.54
・Python 3.8.5
・pip 21.3.1
・OpenPyXL 3.0.5

使用するソフト

・IDLE(代わりにAtomを使うことも可能)

・ターミナル

・Excel

Pythonのインストール

1.ターミナルでPythonのバージョンを確認する

Macでは最初からPythonが入ってるらしいのでバージョンが古くなければインストールの必要はないと思います。
まず、ターミナル(コマンドプロンプト)を開きます。
分からない場合はLaunchpadで「terminal」と検索すると出てきます。
ターミナルを開いたら以下のコマンドを実行します。

python --version

コマンドを実行したあとにPython 3.8.5と表示されるはずです。
この場合はインストールしなくても大丈夫でしょう。

2.インストールする場合

まず、Pythonの公式サイト(https://www.python.org/downloads/)にアクセスして、Download Pythonをクリックします。
⬇︎
ダウンロードが完了したらFinderを開いてPythonの.pkg(パッケージ)ファイルをダブルクリックします。
そうするとインストーラーが表示されるので画面の指示に従って作業を進めてください。
⬇︎
インストール確認が出てきた場合は、パソコンにログインするときに使用するユーザーのパスワードを入力してください。
⬇︎
「インストールが完了しました。」というメッセージが出てきたら成功です。

pipをインストール

Pythonのライブラリをインストールするときにpipが必要になります。 pipは通常公式サイトからPythonをインストールすると一緒にインストールされるようです。(https://pip.pypa.io/en/stable/installation/)
すでにインストールされているという方はここを飛ばしてください。

1.pipをダウンロード

まだpipをインストールできてないという方はターミナルで以下のコマンドを実行してください。

curl https://bootstrap.pypa.io/get-pip.py -o get-pip.py

2.pipを実行

pipのダウンロードが完了したら以下のコマンドを実行してください。

python get-pip.py

「Successfully installed」と表示されたらインストール完了です。

OpenPyXLをインストール

1.インストール

OpenPyXLをインストールするためにターミナルで以下のコマンドを実行します。

pip install openpyxl

これでインストールできるはずです。

2.動作確認

IDLE(Python用の統合開発環境)かAtom(エディタ)に以下のコードを入力して保存します。ここではファイル名をxl.pyにして、Webフォルダーに保存しようと思います。

import openpyxl

IDLEは公式サイトからPythonをインストールするときに一緒にインストールされます。
Atomを使う場合は、「環境設定」の「インストール」からAtom-runnerをインストールしてPythonを実行できるようにする必要があります。

入力が終わったらターミナルを開いて以下のコマンドを実行します。

cd /Users/ユーザー名/フォルダー名

例:cd /Users/Name/Web

実行したらフォルダ内のファイルを表示するために次のコマンドを実行します。

ls

ファイルが表示されたら以下のコマンドを実行します。

python3 ファイル名.py

例:python3 xl.py
これでエラーが出なければ成功のはずです。

コードを書く

1.コードを追加

先ほど作成した.pyファイルをIDLEかAtomで開いて、import openpyxlの下に以下のコードを追加します。

wb=openpyxl.Workbook()
wb.save("py.xlsx")
import openpyxl as op
xlfile=op.Workbook()
write=xlfile.active
#セルを取得,書き込み
write["A1"].value="A1"
write["B1"].value="B1"
write["C1"].value="C1"
print(write["A1"].value)
print(write["B1"].value)
print(write["C1"].value)
#シートを取得,タイトル決定
xlfile.create_sheet(index=0,title='シート1')
xlfile.create_sheet(index=1,title='シート2')
print(wb.sheetnames)
#セーブ
xlfile.save("py.xlsx")

2.実行

再びターミナルを開いてOpenPyXLの動作確認のところで紹介したものと同じコードを入力して実行します。

python3 ファイル名.py

ターミナルで下のように表示されたら成功です。

A1
B1
C1
['Sheet']

結果

FinderとExcelを見ていくと下のようになるはずです。

Finder→Excelファイルが作成される


Excel→
セルに文字が入り、シートが作成される

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